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    日本人がiPhoneを好む
    3つの理由

投稿 : 2016/4/05

日本人がiPhoneを好む
3つの理由

日本のiPhoneシェア率は世界一

日本のスマホ市場におけるiPhoneのシェア率は2015年末時点の調査で69.1%に登り、世界で唯一50%を超える「iPhone大国」となっている。国内においては、圧倒的なシェアを誇るiPhoneであるが、視野を広げると世界中でiPhoneがNo.1!というわけではないようだ。

iPhone母国よりも高いシェア率

日本のiPhoneシェア率69.1%は世界を見渡しても例を見ない圧倒的高さだ。iPhoneの母国アメリカでのシェアですら、43.1%と日本のそれを30%近くも下回る。世界シェアとなると15%ほどしかなく、むしろAndroid端末が81.2%の圧倒的なシェアを誇る状況となっている。

なぜ日本だけこれほどiPhoneの普及率が高いのか?国内はApple信者だらけということなのだろうか?

《理由1》世界基準ではiPhoneは超高級品

iPhoneは実は「超高級品」

世界ではAndroidの安さが好評

世界基準ではiPhoneのシェアがそれほど高くない理由の一つとして、その高い価格設定が大きな理由としてあげられる。iPhoneの世界での販売価格はAndroidの2,3倍以上することが多いようで、iPhone5sの販売価格が日本円換算で5万円程度するのに対し、Android端末は15,000~20,000円程度から入手可能である。

途上国においては、iPhoneは国民の平均月収よりも高い価格であるため、世界では「iPhone=高級端末」のイメージが定着している。

日本は世界的にもスマホが安く手に入る国

ところが、日本の場合は大手キャリアがMNPを利用した乗り換えユーザーの獲得などを狙って、大手通信キャリアがスマホ購入代金を大幅に値引きやキャッシュバックするキャンペーンを大々的に行ってきた。よって、日本ではiPhoneの価格が高価であることに対する消費者の懸念が少なかったと言える。

また、スマホが普及する前、日本ではいわゆる「ガラケー」と呼ばれる防水や決済機能などに優れたハイテク端末が市場を席巻していたこともあり、Googleとしては、日本人は安価で低機能なでは満足しないのではないか?と考え、Androidにガラケーに匹敵する独自の機能を日本向けに多数搭載して販売を開始した。

《理由2》売り場まで占拠する徹底した「魅せる戦略」

量販店を占拠するApple製品

多彩な機能を搭載したことによって、日本に於けるAndroid端末位置づけは、他国のように機能性に劣るが安価であるというものではなくなった。そんな中iPhoneがAndroidとの「高級品同士」の正面からの争いに打ち勝った大きな要因として、人々にiPhoneがより洗練された製品であると思わせる緻密な戦略があった。

家電販売点をジャック

iPhoneをはじめとするApple製品は日本人にとって「洗練されたもの」だという認識を思わせることに成功した大きな要因の一つに、「売り場を占拠」するというAppleの戦略があった。

日本の大型家電量販店といえば、店内に大きなBGMが流れて騒がしく、製品が派手なポップにより飾られるためあまり上品なものではない。SONYをはじめとする国内の家電メーカーもデザイン性に優れた製品をリリースしていたにのだが、そうした売り場の「汚さ」が製品の魅力の訴求を阻害していたことは否めない。

Appleはいち早くそうした「自社製品が販売される場所」に注目し、店内にApple専用のブースを設けることでそうした煩雑な販売戦争と距離をおいた立場で製品を販売し始め、売り場で一際「クールで洗練されたもの」に見せることに成功した。もちろん製品自体のデザイン性あってのものであるが、その実質以上により良い製品に思わせる戦略が巧妙であったと言える。

《理由3》人と同じでも個性が出せる

フロントパネル

こうして「洗練された製品」というイメージの定着に成功したiPhoneは、いち早くガラケーからの移行の流れに乗り、日本人に受け入れられることとなった。そしてAndroidの価格面のメリットが薄い国内においては、取り扱いの遅れたDocomoの契約純増数が一時期最下位になるほどiPhoneの一人勝ちの状態が続き、iPhoneが「スマホ」の代名詞となるほど国民に浸透した製品となった。

このように右も見ても左を見ても全員iPhoneユーザーという状況になると、「人と同じなのは面白くない」と感じて忌避するユーザーが現れるという現象が多くの市場で見られる。

しかしスマートフォンという製品の場合は、そのユーザー数に応じて周りの環境が整備されていくという傾向がある。よってユーザー数が多いiPhoneの方が、対応するアプリケーションやケースなどがいち早く充実していくこととなった。結果として、その「使い方」や「飾り方」によって、同じ機種を使っていても自分なりの個性を創出することができるため、「周りと同じだからつまらない」という印象を人々に与えることなく、圧倒的なシェア率が維持してきたという要因も大いに考えられる。

今後はAndroidが巻き返す可能性も

しかし、最近になってやっと陽の目を見なかったAndroid端末に風が吹き始めているのも事実である。GoogleがAndroidアプリの開発のハードルを下げる施策を展開したことにより、審査の厳しいとされるiPhoneアプリに対して比較的簡単に新しいサービスが生まれるようにしたことでアプリケーションが充実し始めた。

また、格安スマホが台頭してきたことにより、スマホにかかる費用を抑えたいというユーザーを中心に廉価版のAndroid端末が注目され始めたことにより昨今はAndroidに移行するユーザーも少なくないため、iPhoneの圧倒的シェアも今後安泰ではないのでは?という声も大きくなっている。

iPhoneが王座を維持し続けるのか、Androidに時代の風が吹くのか?今後の展開が注目される。