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    【かつての注目も下火?】
    タブレットが死んだ

投稿 : 2016/03/09

【かつての注目も下火?】
タブレットが死んだ

忘れられたタブレット

タブレットは今、世間の注目を浴びない

タブレットにもはや未来はないのであろうか?

2016年2月、Apple,Sumasung,LGを代表とする世界のモバイル端末をリードする名だたる企業が最新の技術を披露しあう「世界モバイル会議」がバルセロナで開催された。各社が最新モデルのモバイル端末に搭載された最新鋭の技術を見せつけ合う中、新型モデルのタブレット端末を発表した企業は1社として存在しなかったのである。

昨年はWindows10をOSとして起動できるSurface Proを始め、Sonyの「Xperia Z4」など、各社新型タブレットのリリースを発表を行っていた。 にも関わらず、そうした有償無償のタブレットのラインナップに一つとしてヒット商品は生まれなかったと言っても過言ではない。

人気がない訳ではない

タブレットは世間から忘れ去られていて、もはや未来はないのだろうか?

しかし、タブレットから世間から忘れ去られてしまったというのは、タブレット自体の人気が無くなったということと決してイコールではないように思える。むしろタブレットを欲しい、必要と感じる消費者には依然としてタブレットは使用されているように思える。

それを裏付けるデータとして、内閣府の消費動向調査(2015)では、単身世帯のおよそ11%、一般世帯の約28%の割合でタブレットが所持されているという数字も存在する。

人気と需要が比例しない

iPadなどのタブレットは家族でシェアされている。

それなりに高い利用率を誇るタブレット。にも関わらず日の目を見ない状況となっている背景には、タブレットという製品の性質と、その消費のされ方が関係している。

家族世帯の4分の1が利用している一方で、タブレットユーザーが所持する端末数の平均は1世帯あたり1.27台。 一人一台を個人の所有物として使用するモバイル端末に対して、タブレット端末は家庭内のwi-fi環境を利用するなどして複数人でシェアして使用する傾向にある。よって、消費者の利用率が高いわりに、端末の販売数はあまり伸びない傾向にある。

また、モバイル端末に比べてタブレットは通勤・通学中に使用したり、電話などで長時間接触して使用する傾向が少ないため、端末の消耗が少ない。よって、画面割れバッテリー消耗によって端末を買い換える必要に迫られるケースが少なく、モバイル端末よりも圧倒的に1台を長く使用し続ける傾向にあるため、買い替え需要が生まれないという要素も、販売台数の向上を阻害する要因となっている。

スマホの巨大化にトドメをさされた

iPhoneが巨大化して、タブレットが駆逐された

そしてタブレット端末の停滞に拍車をかけたのがスマートフォンの「巨大化」である。発売当初は、画面が小さいモバイル端末に比べてキーボードやアプリケーションの操作性や、動画の視認性が良いことを売りにしていたタブレットは、Netflixなどの動画アプリやKindleなどの電子書籍を快適に楽しめるツールとしてPRされていた。

しかしながらここ数年でスマートフォンのサイズが巨大化している傾向にあり、iPhone6などの大型の端末を所持するユーザーはすでにモバイル端末で動画や電子書籍を楽しんでいる。ここ最近そうしたユーザーの姿を通勤電車の中でも良く見かけるようになったのではないだろうか?

そうしたスマホの「巨大化」によって、モバイルとタブレットとの差別化が難しくなり、アプリケーションの世界でも端末数の少ないタブレットよりも、スマホ向けに最適化したほうがダウンロード数が伸びるものだから、タブレットならではの強みを生かして楽しめるコンテンツが無くなってしまったのである。

デスクトップPCなどとの差別化を測って市民権を得るなど、新しい方向性を打ち出していかなければ、再びタブレットにスポットライトが当たる時代はもうこないかもしれない...